STORY

消されるなこの想い
忘れるなわが痛み

#22 ジフェイタス

2006.8.31放送
脚本 久保田 雅史
絵コンテ 松尾 衡
演出 ヤマトナオミチ
作画監督 米山 浩平(キャラ)、池田 有(メカ)

ガルズオルムの大規模地球侵略が開始された。北極基幹サーバーから放たれた超巨大デフテラ領域は、24時間弱で地球全体を覆いつくしてしまう。
オケアノスでは、シマの幻体データーの崩壊を食い止めたシズノが、シマの正体をキョウ達に語る。
───シマは”幻体クローン”と呼ばれる分身的存在で、その本体はナーガに反旗を翻したガルズオルムの反逆者である。ガルズオルムの中に留まって人類の力になろうとする彼の代わりにシマが地球へ遣わされたのだが、”幻体クローン”は通常幻体とは異なり命に限りがあるのだ。
衝撃の事実に驚愕すると共に、シマの正体を知るシズノに疑惑の目を向けるクロシオ達。
だが、「俺はシズノ先輩を信じる!」の言葉に不信感は霧消し、一同の心は一つになる。

#23 沈まない月

2006.9.7放送
脚本 高山 カツヒコ
絵コンテ 中原 れい
演出 綿田 慎也
作画監督 松川 哲也(キャラ)、松田 寛(メカ)

北極基幹サーバーのある超巨大デフテラ領域に次々と突入するセレブラム母艦群。
全艦突入を確認後、敵軌道基地を攻撃するべく単独で宇宙へ向かうドヴァールカー。その間隙をついて、オケアノスは大型量子ポータルのあるサーバー中心部へと突き進む。
オケアノスの目的を看破したアビス&シンは阻止行動に出るが、セレブラム艦隊の必死の攻撃に阻まれてオケアノスへ近づく事ができない。
復元者の”繭の部屋”を見つけ、粉砕するクリス&シズノ。「光生む城が攻撃されている」焦るアビス&シンは最後の手段として、艦隊の一部を道連れに自爆する。

#24 光の一滴(ひとしずく)

2006.9.14放送
脚本 桶谷 顕
絵コンテ 黒木 冬
演出 雄谷 将仁
作画監督 牧 孝雄(キャラ)、有澤 寛(メカ)

孤軍奮闘するも、QL切れでオケアノスへ帰還するゼーガペイン・フリスベルグ。ジフェイタスの電脳空間でアンチゼーガ・マインディエの猛攻にさらされるゼーガペイン・アルティール&ガルダ。
事ここに至り、シマは最終作戦の失敗を認め、舞浜サーバーへの総員退避を命じる。
「今日まで……そばにいて……くれて、ありがとう」
シマの優しい言葉に、思わずシマにすがりついて涙にむせぶミナト。瀕死のシマとA・I達を残し、次々と転送消滅するシズノ達。すると、シマも光と化して、いずこかへ転送されていく。
電脳空間内でも、ピンチのアルティール&ガルダが光となって消滅した。驚くアビス&シンだが、すぐにその探査に取りかかる。

#25 舞浜の空は青いか

2006.9.21放送
脚本 村井 さだゆき
絵コンテ 中山 勝一
演出 中山 勝一
作画監督 鎌田 祐輔(キャラ)、池田 有(メカ)

オケアノスとガルズオルムの最終決戦は熾烈を極めた。
ゼーガペイン・フリスベルグは戦線を離脱し、舞浜サーバーの盾となって戦うゼーガペイン・ガルダは、必殺技ホロボルトプレッシャーを使用したため、QL切れで倒れてしまう。絶体絶命の舞浜サーバーに襲いかかるアンチゼーガ。
間一髪、復活したゼーガペイン・アルティールはキョウとリョーコのコンビネーションで辛くもアンチゼーガを撃退する。
一方、ミナトたちはシマから託された「QL積層化技術」や「幻体修復プログラム」のデーター解析を続けるが、たとえ持ち帰れたとしてもセレブラムには実現不可能という結果に絶望する。

#26 森羅万象(ありとあらゆるもの)

2006.9.28放送
脚本 関島 眞頼
絵コンテ 下田 正美
演出 工藤 寛顕
作画監督 大貫 健一(キャラ)、西井 正典(メカ)

「オレはもう潰れねえぇぇぇーっ!」キョウは絶叫し、ゼーガペイン・アルティールでガルズオルムの機動部隊を次々と撃破する。
超巨大デフテラ「サバト」を攻撃するオケアノス艦隊は苦戦を強いられ、撤退を余儀なくされた。ドヴァールカーのイゾラ司令は軌道基地「クラウド」を強襲するが、ガルズオルムの絶対防衛線はトガのゼーガペイン・アルティールを持ってしても破れない。
なおも侵食拡大する「サバト」はついにすべてのサーバーを呑み込んでしまう。
最終決断を迫られるイゾラ司令の前に、キョウのゼーガペイン・アルティールが現れる。最後の希望の光、ゼーガペインがガルズオルムのアンチゼーガに立ち向かう。
人類の未来と進化への野望をかけた最後の戦いが始まった。