幻体データ(Meta‐Body DATA)

幻体とは、量子サーバー内の仮想現実に生きる人間であり、肉体を持たぬデータ人格記憶体。幻体データとは、この幻体を構成するパラメーターの塊のことである。量子サーバー内では、幻体データは1つしか存在できない。

量子サーバー(Quantum Server)

量子コンピューターを用いたサーバー。原理的に内部でデータを複写することは出来ないが、桁違いの処理能力によって、現実世界を非常に高速にシミュレートすることが可能である。現在、幻体として存在している人類の箱舟とも呼ぶべき装置である。

セレブラント(Celebrant)

量子サーバーの中に存在する幻体の中で、特に、サーバーのコントロールや不可視のデータにアクセスできる特権を得た存在。特定の量子サーバーに依存しなくても活動可能でオケアノス級飛行母艦やゼーガペインに乗って戦うことが出来る幻体である。また、セレブラント以外は自分が幻体だという自覚はない。

セレブラム(Celebram)

セレブラントの結成した対ガルズオルム抗争組織の呼称。

ホロニックローダー(Holonic Loader)

ゼーガペインを始めとする人型兵器の総称。元々は量子サーバーの管理&補修用に開発され、パイロットである幻体の量子化データがダウンロードされる事で稼動。現実世界での幻体の物理行動を可能にする唯一のツールであり、生命維持システムでもある。セレブラントのガンナーウィザードが2人1組で搭乗&操縦。
人間のデータは複雑かつ膨大であるため、パイロットである幻体データの転送はデータ損失のリスクを伴い、データ損失はドライダメージウェットダメージを引き起こす。

ゼーガペイン(Zegapain)

セレブラムの開発した対ガルズオルム戦闘マシン。光装甲に覆われ、QLが続く限り、ほぼ絶対的な防御力を誇る。出撃は量子テレポートによって行われ、瞬時にしてオケアノスから半径100キロメートル以内に出現することが可能。4機種が存在し、それぞれに機能分担がなされている。

ガンナー(Gunner)

ゼーガペインのパイロット。前部座席で操縦、発砲などの戦闘を担当する。

ウィザード(Wizard)

ゼーガペインのパイロット。後部座席で火器、航法管制を担当する。

ガルズオルム(GARDS-ORM)

セレブラムと対抗する謎の武装集団。かつて人類を滅ぼし、量子サーバー内に幻体の形で存在するデータ人間たちだが、同時に不完全ながら現実の世界に肉体を再生する手段を持っている。デフテラ領域なる結界を作り出し、様々の環境を人為的に形成して様々の実験をしているらしい。

デフテラ領域(A def-terraformed sphere)

地表に打ち込まれたコアと呼ばれる巨大な装置を中心にして発生する、物理法則の異なる空間のこと。通常、半円形のドーム状になる。ガルズオルムは、これを実験場として使用しているらしい。

ドライダメージ(Dry Damage)

幻体の身体部分のデータに対するダメージのこと。幻体量子サーバー内でしか活動できないため、データの保存や複製が原理的に不可能なので、回復不可能なダメージを受けた場合、他の幻体からその部位にあたるデータを移植するしかない。もちろん、提供者は実際の人体の移植と同様のリスクを負う事になる。

ウェットダメージ(Wet Damage)

幻体の記憶、思考データに受けた損傷のこと。ドライダメージに比較すると復元が非常に難しく、ウェットダメージは致命傷になることが多い。

データサルベージ(DATA Salvage)

戦闘に参加する幻体データは、常にデータ破損の危険にさらされている。通常そうした損傷は回復可能だが、稀に重大なダメージを受け、幻体を構成不可能な状態に陥る場合もある。サルベージはこうした場合に行われ、量子コンピューター内や付属装置内のメモリに蓄積されたデータの欠片をつなぎ合わせ、もとのデータを再構成しようとする試み。

人格(A.I.Character)

幻体は実在した人間をデータ化したものだが、AI人格は人間の人格や行動を部分的にシミュレートした存在である。その柔軟性は非常に大きく、一見すると幻体と区別がつかないため、意図的に平面的な姿をあたえられている。彼(彼女)らはオケアノス級飛行母艦のオペレーターであり、また乗員である幻体たちの精神的なケアも担当する。